「Tele-Flow」は、コンピュテーショナルデザインによる乾漆(麻布を漆で固める伝統造形技法)造形制作など、古くて新しい漆の可能性を探る活動を行う宮城大学デザイン情報学科土岐謙次と、「音、振動、光の共調による感性表現の研究」として創作研究活動を行う東北芸術工科大学酒井聡の共同プロジェクトです。本作品はウルシ樹の生体電位を利用して、宮城県南三陸町ながしず地区に植樹されたウルシをデジタルに移植する試みです。造形は、ウルシの実木から3Dスキャン・3Dプリントした透明オブジェクトと、葉を模した漆フィルムで構成されます。マイクロモーターが実装された葉柄は、植樹地からの信号によってかすかに振動し、南三陸町の豊かな自然の息吹を伝えます。山口情報芸術センターYCAMの協力のもと、機材の現地実装を行い、生体電位取得・発信を行います。また、株式会社JVCケンウッド様にご協力頂き、Forest-Notesのシステムにより現場の音をリアルタイムに配信しています。また、株式会社JVCケンウッド様にご協力頂き、Forest-Notesのシステムにより現場の音をリアルタイムに配信しています。
https://materializing.org/14_tokisakai/